短くしたいけど刈り上げたくない!「刈り上げない程度に短く」というオーダーで大丈夫」?

「髪の毛をさっぱりと短くしたいけれど、刈り上げたくはない」と思っているけれど、伝え方がわからずに困ったことはありませんか。きちんと伝えたつもりでも、自分のイメージしている髪型が美容師に伝わっているのか不安になってしまう方も多いかもしれません。

この記事では「刈り上げない程度に短く」というオーダーだと、どのような髪型になるのかを解説していきます。また、美容師に自分のイメージする髪型を明確に伝える方法もご紹介しているので、美容室での髪型の伝え方についてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

「刈り上げない程度に短く」と伝えたらどんな髪型になる?

結論からいうと「刈り上げない程度に短く」というオーダーの仕方は間違っていません。その言い方で十分美容師に伝わります。なぜなら「刈り上げない程度に短く」という言葉だけでも、美容師はどのくらいの長さにすればいいのかおおよそのイメージはつかめるからです。

具体的には以下のようなカットの仕方になるでしょう。

 

<「刈り上げない程度に短く」というオーダーでの美容師のカットの仕方>

  • バリカンは使わない
  • 耳が出るスタイルになる

 

詳しく解説していきます。

 

バリカンは使わない

「刈り上げない程度に短く」と伝えられた美容師は、まずバリカンは使用しません。バリカンを使うとどうしても刈り上げ、もしくは刈り上げに近い髪型になってしまいます。「刈り上げない程度」という言葉が付いている以上、バリカンは使わずハサミでカットする美容師がほとんどです。

なかにはハサミの代わりにバリカンを使用する美容師も存在します。この場合のバリカンの使い方は、櫛で髪の毛をすくって、余分に出てきた部分のみをバリカンでカットするので刈り上げにはなりません。

 

耳が出るスタイルになる

美容師が「刈り上げない程度」という言葉から連想する髪型は、確実に短いスタイルです。したがって「刈り上げない程度に短く」とオーダーした場合、確実に耳が出るスタイルになることが予想されます。もしもスッキリと耳が出るスタイルが嫌なのであれば「刈り上げない程度」という言葉を使うことはおすすめしません。

髪の毛を短くする場合、襟足や耳まわりの髪の毛をスッキリさせるケースが多いので、耳まわりの髪の毛を少し残したいのであれば「耳まわりは少し残して柔らかい印象にしてください」と伝えるといいでしょう。

 

そもそも刈り上げとは何ミリ?

刈り上げと一口にいっても、その長さには多少違いがあります。長い髪の毛の場合と異なり、刈り上げの場合は1mmの差でも見た目の印象が変わるため、刈り上げの長さについて知っておくことが大切です。

 

【刈り上げの長さ】

刈り上げの長さ 印象
1mm以下 ほとんど毛が見えず、頭皮が青く見える。刈り上げ感がかなり強い印象を与える
2~3mm 毛は多少見えるものの、相当短い。しっかり刈り上げている印象を与える
4~6mm 刈り上げのなかでは一般的な長さ。ある程度長さがあるため、髪の毛で頭皮が見えない
7~9mm 髪の毛を指でつまめる程度の長さがある。刈り上げ感をあまり出したくない方におすすめ
10mm以上 刈り上げ感はほとんどない

 

上記の表からわかるように「刈り上げない程度」という長さは10mm以上の長さが必要です。

 

「短くして」とオーダーした場合考えられる髪型

美容師に「短くしてください」とオーダーした場合、美容師が思い浮かべる髪型は以下のようなものが挙げられます。

 

<「短くして」とオーダーされて美容師が思い浮かべる髪型>

  • 自然に短く
  • ソフトモヒカン
  • フェザーバック
  • 坊主
  • ツーブロック
  • スポーツ刈り など

 

このように「短くして」という言葉から連想する髪型はさまざまなパターンがあるため、ただ「短くしてください」とオーダーされただけでは、お客様がイメージする髪型を明確に知ることは不可能に近いです。しかし「刈り上げない程度に」という言葉を付け加えるだけで、髪型のイメージは大きく絞られます。

 

美容師に希望する髪型を明確に伝える方法

自分の希望する髪型を美容師に伝えることが困難だと感じている人は多いです。コミュニケーションが苦手な方は、とくに髪型をオーダーすることに苦手意識を持っているでしょう。

美容師に希望する髪型をできるだけ明確に伝える方法は、以下のとおりです。

 

<美容師に希望する髪型を伝える方法>

  • イメージ画像を用意しておく
  • トップと前髪の長さを伝える
  • 不安があればカットの途中で美容師に伝える

 

それぞれの方法について詳しく解説していきます。

 

イメージ画像を用意しておく

一番早く髪型のイメージを伝えるには、イメージ画像を用意して美容師に見せることです。言葉で伝えた場合よりも、写真でお互いのイメージを共有するほうがより確実性が増します。髪型のイメージ画像は、以下の方法で入手するのがおすすめです。

 

<髪型のイメージ画像の入手方法>

  • 雑誌を切り抜く/スマホで撮影しておく
  • ヘアカタログを持参する
  • インスタグラムなどSNSの画像を保存しておく
  • インターネットで探した画像を保存しておく

 

ここで注意してほしいのが、イメージ画像は3枚程度用意しておいてほしい、という点です。1枚だけでは美容師がイメージをつかみきれない可能性があります。また、正面の写真のみだとサイドやバックがどのようになっているのかわかりづらいので、できればサイドやバックからの画像も用意しておきましょう。

さらに、この画像のどの部分が好きなのかを伝えることも重要です。汲み取ってほしいポイントを言葉にすることで、よりお互いのイメージをすり合わせられるでしょう。

 

トップと前髪の長さを伝える

「刈り上げない程度に短く」というオーダーは、おもに耳まわりや襟足部分を指す言葉です。トップや前髪はどの程度の長さを残すのかを伝えることで、より全体像がイメージできます。

 

【トップ/前髪の長さを伝える言葉の例】

トップ 前髪
  • ある程度立つように短くしてください
  • トップは立たない程度の長さでお願いします
  • トップは長めに残したいです        など
  • 眉毛が隠れるくらいでお願いします
  • 眉毛が見えるように短めで     など

 

美容師のなかには、カットの途中で「前髪はどうしますか?」といった質問をしてくれるケースもありますが、トップや前髪の長さを伝えるタイミングは最初に伝えておくと安心でしょう。

 

不安があればカットの途中で美容師に伝える

カットの途中で「思ったよりも長いな」や「そこはもう少し切ってほしいのに」と思ってしまう場面があるかもしれません。そんなときはその場で美容師に聞いてみることをおすすめします。もちろん、美容師はその人の髪質やクセなどを考慮したうえでカットしていますが、言い出せずにもやもやとした気分で帰るのは嫌なものですし、美容師にとっても本望ではありません。

質問してみて「ここは〇〇な理由があって長めに残しているんです」といった回答が得られたら、納得して帰れます。それでも「短くしてほしい!」と思ったら、そう伝えれば美容師がのちのセットやケアの仕方を考えて切ってくれるでしょう。

 

まとめ

「刈り上げない程度に短く」とオーダーすると、バリカンは使用せずに耳がスッキリと出るスタイルにカットしてもらえるでしょう。さらにイメージ画像を持参したり、トップや前髪の長さを伝えたりすれば、より自分のイメージした髪型に近づきます。

宮崎県宮崎市佐土原町にある「kamikiriya」では、1,500円でさまざまなデザインカットに対応しています。地元に密着した美容室なので「刈り上げない程度に短く」といったオーダーひとつで、ビジネス面や校則に考慮し、その方の生活スタイルに合わせた髪型をご提供しますので、お気軽にご相談ください。