直毛でもパーマは可能?失敗を防ぐ方法や長持ちさせる方法を解説
直毛ヘアは髪がまっすぐきれいに伸びるのが特徴ですが、ボリュームや動きが出しにくかったりスタイリングしにくかったりといった悩みがある方も少なくありません。そんな悩みを解消するにおすすめなのがパーマスタイルですが、「直毛だとパーマが落ちやすい…」と感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は、直毛の方がパーマの失敗を防ぐポイントや長持ちさせる方法について解説していきます。直毛だけどパーマを当てたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
【結論!】どんな髪型でもパーマはかけることができる
パーマスタイルは、ハイダメージを負っている髪型以外はどんな方でも当てることができます。ただし、髪型によってパーマの当たりにくさは異なります。パーマが当たりにくい髪型の特徴は、以下のとおりです。
- 直毛
- 細い毛
- 柔らかい毛
今まで一度もカラーやパーマをしたことのない髪型もパーマが当たりにくいといわれがちですが、適切な薬剤を選べばしっかりと当てることができます。しかし、細い毛や柔らかい毛はパーマを組成する成分が少ないため、パーマがかかりにくいといわれています。
直毛にパーマが当たりにくい理由
直毛にパーマが当たりにくいとされている理由には、以下の3つが挙げられます。
- ストレートな状態に戻る力が働くから
- 薬剤が浸透しにくいから
- 知識と技術が求められるから
ストレートな状態に戻る力が働くから
直毛は髪の毛にクセがなくまっすぐ生えているため、まっすぐな髪にパーマを当てるには大きな力がかかります。パーマを当てても元のストレートな状態に戻ろうとする力が働くため、カールが弱まったりパーマが取れやすくなったりするのです。
反対に、髪の毛にクセがある方がパーマを当てやすいです。クセ毛はゆるいカールがついている状態であるため、弱い力だけでもしっかりとカールをつけることができます。さらに、クセ毛は直毛ほどストレートな状態に戻る力がないため、パーマが持続しやすいのも特徴です。
薬剤が浸透しにくいから
髪の毛の表面は、外側から「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3つの成分で構成 されています。パーマをきれいに当てるには、2つめのコルテックスに薬剤を浸透させなければいけません。コルテックスに薬剤を浸透させるには、薬剤がしっかりとキューティクルを貫通する必要があるのです。
しかし、直毛の方はキューティクルが厚いため、薬剤が浸透しにくい特徴があります。さらにキューティクルが密に規則正しく並んでいるため、パーマに重要なコルテックスまで十分な薬剤が浸透しにくいのです。結果、パーマの当たりにくさや取れやすさにつながります。
知識と技術が求められるから
直毛の方にパーマを当てるには、パーマが当たりやすい髪かどうかの確認や髪のダメージレベルを把握することが大切です。そこから、その人にあったパーマの種類や薬剤、太さや回転数を考える必要があります。
きれいにパーマを当てるには、微調整や細かい工夫が欠かせません。そのため、直毛の方にパーマを当てるには知識と技術が求められるのです。知識や技術が乏しい美容室でパーマをすると、パーマが当たりにくかったり取れやすくなったりする可能性が高まります。
直毛の方がパーマの失敗を防ぐポイント
上記のとおり、さまざまな理由から直毛の方はパーマが当たりにくいというのは事実です。しかし、日本人の約92%が直毛 である中、多くの方がパーマスタイルを楽しんでいます。直毛の方がパーマを失敗しないためには、以下の3つのポイントを重視しましょう。
- 適度なカール感のパーマを当てる
- デジタルパーマを選ぶ
- パーマが得意な美容室を選ぶ
適度なカール感のパーマを当てる
パーマは、ロッドの太さや巻き方によってさまざまなカール感を楽しむことができます。しかし、直毛の方は取れにくいカール感のパーマを選びましょう。クセ毛のようなふんわりしたパーマは、直毛の方には適していません。カール感が弱いパーマは直毛の方だと弱すぎるため、すぐに取れたりまとまりづらくなったりします。
反対にカール感が強いパーマはダメージが強い可能性もあるため、再びストレートに戻したい方や次はゆるやかなパーマをしたい方にはおすすめではありません。直毛の方がパーマを当てる際は、弱すぎず強すぎない適度なカール感のパーマを選びましょう。
デジタルパーマを選ぶ
直毛の方におすすめのパーマは、デジタルパーマです。デジタルパーマとは、薬剤に熱を加えてカールをつけるパーマのことです。通常のパーマよりも持ちがよく、形状記憶パーマとも呼ばれています。
デジタルパーマは一般的なパーマよりもしっかりしたカール感が出るため、パーマの持ちをよくしたいと考える方にはとくにおすすめのパーマです。
パーマが得意な美容室を選ぶ
先述のとおり、パーマには知識と技術が求められるためパーマが苦手な美容師が多いのも事実です。直毛の方が取れにくいパーマを当てるには、パーマが得意な美容室を選びましょう。
直毛や髪のダメージとパーマの当てやすさの関係を知っている美容師でなければ、すぐに取れたり長持ちしなかったりする可能性が高まります。
直毛の方がパーマを長持ちさせる方法
直毛の方は、パーマが当たりにくいだけでなく取れやすいといった特徴もあります。直毛の方がパーマを長持ちさせるには、以下の3つのポイントを抑えましょう。
- パーマを当てた日はシャンプーを控える
- パーマ用のヘアケア用品を使う
- しっかりタオルドライをして乾かす
パーマを当てた日はシャンプーを控える
パーマを当てた当日は、できるだけシャンプーを控えてください。パーマ直後は薬剤と髪が完全に馴染んでいないため、シャンプーをすると洗浄力によって薬剤が取れてパーマが落ちる可能性が高くなるからです。
ただし、シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗うのは問題ありません。どうしても頭皮の汚れや臭いが気になる場合は、お湯のみで髪を洗うことをおすすめします。
パーマ用のヘアケア用品を使う
シャンプーやトリートメント、アウトバス用品には、パーマヘア用のものも少なくありません。パーマ用のヘアケア用品を使うことでパーマの持ちがよくなるため、積極的にこれらのヘアケア用品を使うことが長持ちさせるコツの一つです。
とくにパーマを当てている時期は、毎日の保湿が大切になります。保湿することで髪がコーティングされ傷みにくくなり、パーマの持ちがよくなるからです。普段髪の毛を保湿しない方も、パーマ中はできるだけ保湿に力を入れましょう。
しっかりタオルドライをして乾かす
パーマ中は、髪の乾かし方も長持ちさせるポイントです。パーマはドライヤーの熱による温度変化で取れやすくなるため、長時間ドライヤーを髪に当てるのはおすすめできません。髪を乾かす際はまずはしっかりとタオルドライを行い、ドライヤーを当てる時間をできるだけ短くしましょう。
ドライヤーを使って髪を乾かす際は、カールを再現するようねじりながら乾かすことでさらにパーマが持続します。
まとめ
直毛の方は、さまざまな理由からパーマが当たりにくかったり取れやすかったりといった問題があります。しかし、今回紹介したポイントを抑えると、直毛の方でもきれいにパーマを持続させることが可能です。髪にボリュームや動きを出したりまとまりをつけたりしたい方は、直毛でもパーマスタイルに挑戦してみてください。
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